【考察】TWICE「I CAN'T STOP ME」MVを聖書で読み解いてみた

考察してみっか〜っと軽い気持ちでやってみたら140文字で収まらなさすぎたので、自己満足でしかない聖書考察(不定期)始めます。

さて、デビュー5周年目、3年ぶりのフルアルバムにて、TWICE大先生が新曲「 I CAN'T STOP ME」でこの度カムバック(帰還)されましたので、MVを聖書より考察して参りたいと思います!!(くっっっっっそなげぇので、心してください!) 

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I CAN'T STOP MEのMVは、花が開き、輝くベージュの衣装を纏ったTWICEが登場するところから始まります。なんとも神秘的なシーン。彼女たちの美しさと、映像美に思わず、感嘆のため息が出てしまいます…。

この花は「生命」で、花の中心にいるTWICEは「種」だと読み取りました。そして「種」も次の「生命」になるのです。彼女たちは、次の生命に繋がるのか?どんな生命が芽生えるのか?新たな「生命」の予感がします。

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さてトップバッターは長女ナヨンちゃん。この曲は、「アラームが鳴ってる」と歌い出します。アラームは「時間」を設定し、「時」が来ると「鳴る」ものです。そして通常、目覚めたい時に「時間」を設定し、「鳴る」ものです。つまり、この歌詞からは「時がきた」ことが分かります。ただ、何の「時」が来たのかは分かりません。そして「誰」がこのアラームを鳴らしている(時間を設定した)のかも分かりません。

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そして「お互いの目が合うたび どんどん近づく」と歌詞が続きます。輝くベージュドレスのTWICEと黒ドレスのTWICEが互いに向き合うこのシーンは、ティーザーにも使われており、MV、歌詞、タイトル名に統一されていることから「I CAN’T STOP ME」は他でもない、自分自身との物語だと思いました。

この石のテーブルですが、私は、ナルニア国物語に出てくるアスランが死んで、復活した石のテーブルを思い出しました。アスランが自分を裏切った者の身代わりになって、死んだ場所です。そことなにか繋がりがあるのかー。答えは分かりませんが、何か意味深なテーブルであることは違いないと思います。

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さて、TWICEは何故「ベージュ」のドレスなのでしょうか。白いドレスだったら、「白」と「黒」の対比で「善」と「悪」を思い浮かべることも出来ます。しかし、TWICEは「ベージュ」なのです。そして、光り輝く装飾がなされてます。私はこのベージュが意味するものは、「ベージュ」=「裸」であり、つまり神がつくった「ありのままの姿」を意味するものだと読み取りました。

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アダムとイブは神から食べることを禁じられていた果実を食べ、自分が「裸」であることに初めて気づき、衣を着るようになるのです。前作More Moreでは、TWICEが赤いリンゴを手に取り囓ろうとするシーンがあり、MVのラストシーンは、齧ったリンゴが落ちていました。今作のティーザーにも齧ったリンゴのシーンは使われていました。 

輝くベージュドレスのTWICEは、本来の自分たちの姿であり、黒いドレスのTWICEは、一線を超えて本来の自分からズレてしまった自分たちの姿ではないでしょうか。そして、その対極にいる彼女たち自身が「どんどん近づく」ということではないでしょうか。

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サナちゃんが「心の中では全部知ってるじゃない」と歌います。そして「結局、一線を越えることになるの」と歌詞が続きます。 

「知る」とはどういうことでしょうか。「知る」ということは「自分が変わる」ことだと思います。本当に「知る」ことが出来た時、人は「変わる」のです。けれども、人は自分で自分を変えられないのです。変わりたいけど、変われない。止めたいけど、止められない。人は、結局、一線を越えてしまうのです。ここの歌詞からは人間の悲しさ、無力さが伝わってきます。

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この曲のサビは「私を監視する」という、ある意味ショッキングな単語が用いられてます。「監視」される人とは、どういう人をイメージするでしょうか。私は「監視される人」=「囚人、奴隷、捕虜」だと考えました。また、「spotlight」という単語も繰り返されます。「spotlight」は、「その人だけを照らす光」です。

「spotlightを浴びる」というと、私たちは舞台の上で拍手喝采を浴びる主役(スター)の姿を思い浮かべます。しかし、監獄にある「spotlight」は、囚人を縛りつけ、そこから出ようとする者を見つけ出すための光です。「監視」とは、決して誰一人、そこから自由に出ることを禁じることであり、「spotlight」はその象徴でもあるのです。

ここで不思議なのは、「spotlight」という歌詞が何度も繰り返され、サビで歌われているにもかかわらず、MVには「spotlight」らしきものが一切映らないことです。

人は、人の目を気にしてしまいます。人の目を気にして行動したことは誰にでもあるのでしょうか。私は、この「監視する spotlight」とはTWICE自身の思い込みであると読み取りました。ただこれはTWICEだけではなく、私たちも同じだと思います。「私たちを監視する あのSpotlight」は実際には存在しないものなので、一切映ってないのだと考えました。

そして今や世界中にファンがいるTWICEは、実際に「Spotlight」を浴びながらトップスターへの階段を駆け上がってます。この歌詞からは、彼女たちが日々トップスターとして「Spotlight」を浴びながらも、「私たちを監視しないで欲しい」「自由に、ありのままの私たちを見てほしい」というメッセージが投げかけられているようにも思いました。

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さてMVは一転し、突如ジョンヨンちゃんがバイクに乗り、走るシーン。このシーンは、MVの流れからはあまりにも唐突で、何の脈略があるのかと不思議に思います。しかし、このバイクの意味を考えると「バイク」=「人間が作ったもの」であり、つまり人間の力、知恵、願望、努力、頑張り・・の象徴と読み取れます。バイクのヘッドライトの光は、人間が作った人工の光なのです。 

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ここで誰かの手が「red line」を越えようとします。しかしこの手は、どちら側の手なのか分かりません。このシーンの前に、黒ドレスのTWICEが映し出されているので、黒ドレスのTWICEの手とも考えられますが、あえて手だけを映したのだとすると、これは見る側に考えさせようとしているのだと思います。

黒ドレスのTWICEの手だとすると、当然「ベージュ(元)に戻りたい」という想いから伸ばした手だと読み取ることができます。ベージュドレスのTWICEの手だとすると、「全部を持っていながらも、全てを失ったように思える黒に惹かれる」という想いから伸ばした手だと読み取ることができるのではないでしょうか。

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ジョンヨンちゃんが光に向かって走らせるバイクは、向かい合うTWICEの前に飛び出します。しかし、彼女たちは見向きもしません。また、黒ドレスのTWICEの皿やグラスは全て吹っ飛んでいますが、ベージュドレスのTWICEの皿やグラスは、微動だにしません。つまり、黒ドレスのTWICEは「red line」を越え、輝くベージュのTWICEに戻らないと、「食べるものがない」=「生きていけなくなった」状況となり、彼女たちに「滅び」が待ち受けているのだと読み取りました。

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またタイヤの周りは「red line」と同じ「赤」の「線」で囲われてます。タイヤは一見、前に進んでいるように見えますが、結局ぐるぐると回っているだけで、テーブルの先以上は進みません。(ここから先、バイクのシーンは出てきません)。同じ「赤」でも、テーブルにある「red line」は画面の向こうの先へと伸びているのに、タイヤの「赤」はぐるぐると同じところを回るだけです。歌詞の中にも「知っていながらぐるぐる回る」とあり、この二つの「赤」の違いを考えると、人が作った「赤」はぐるぐると回るだけで、その場所から決して連れ出してはくれないことを意味してるかもしれないなと思いました。

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このシーンのポイントは、ここで初めて、これまでずっと見つめ合っていたTWICEが、同じ方向を向くことです。それも、「red line 」の伸びる「先」を見るのです。目の前に飛び出してきたバイクにさえ見向きもしないということは、「バイク」=「人間が作りだしたもの」は、彼女たちが求めているものではなかったのだと思います。人間が作り出したものでは、彼女たちは満たされないのです。

ベージュドレスのTWICEも、黒ドレスのTWICEも同一人物です。お互いが同じ方向を見るこのシーンからは、過去の自分に囚われることを辞め、視点が変わり、自分の「将来」を見始めたのだと読み取りました。

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様々な花が映し出されるパズル(と思われる)の中で、TWICEが踊るシーンですが、ここでは本物の「花」に囲まれて踊っていたMore Moreとの対比に、物悲しさを感じます。あの頃のように、「自然」なままの花に囲まれ、踊ることがTWICEの願いであるにも関わらず、彼女たちは儚くも「偽物」の花の中で踊るのです。
また、このパズルは「六角形」です。聖書では「六」は完全数である「七」から一つ足りない不完全な数字です。私は、どんなに美しい花に囲まれていても、不完全な世界で、生きるしかないTWICEの姿を表しているようにも見えました。

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ジヒョちゃんのシーン。最初はコップに水が入ってましたが、一転。コップの水は全てこぼれてしまいました。そしてコップの水がこぼれると同時に後ろに画面一杯の海にも見える、豊な「水」が映し出されます。

以前、コップの水は飲むためにありました。そして水を飲み、空になると、汲まなければなりませんでした。しかし、今や自分の進む道、将来を見始めた彼女たちには必要ありません。水を飲まなくても満たされている状態なのです。この映し出された映像は、TWICEが水に満たされていることを意味するもとだと思います。(More Moreで、本物の水の中で踊っていたTWICEから、水は前作からのキーワードであると推測します)

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そしてここで、コップの水があふれたと同時に白線が「red line」へと変わりました。なぜ「red line」に変わったのでしょうか。私は、ある聖書の箇所を思い出しました。

ーしかし、わたしが与える水を飲む人は、いつまでも決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ます。

ヨハネ福音書4章14節 

「red line」は命のシンボルだと読み取りました。コップの水は何杯あっても、それは限りある水です。自分を生かすものはコップの水ではないと気づいたとき、人は本当に自分を生かすものが見えてくるー。上から降りてくる「red line」は変えることのない「生命」のしるしなのだと思います。

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「不可能 どんどん深い闇に すごく刺激的」と歌詞は続きます。衣装も変わって、黄色のそれぞれ個性的な衣装となりました。つまり、TWICEはベージュでも黒でもない「個性」を手に入れたのだと思います。また、MVの前半は花の周りで踊っていましたが、後半は駅で踊るシーンが何度も出てきます。さて、この駅が意味するものは何でしょうか。出発地点か、中途地点か、到着地点かーーー。

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歌詞に「すごく刺激的」とあるように、人は刺激を求めて電車に乗り、旅に出ます。私は、この駅はTWICEの人生の「中途地点」だと解釈しました。TWICEは、まさに人生の危機、分かれ目に立っているのです。乗る列車の行き先によって、人生が全く変わるのです。

TWICEはデビュー5年目となり、アイドルグループとしても、まさに今、新たな転換期を迎えているのだ、ということも含んだメッセージだと私は感じました。 

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続いてサナちゃんが「私、目を閉じる」と歌います。刺激を求めているのに、目を閉じるのです。何故でしょうかー。目を閉じないと見えないもの、それは「幻想」ではないでしょうか。幻想とは、自分だけの自己満足の世界です。つまり、現実には自分を満たすものがないのです。目を閉じて、自分だけの世界に入らないと刺激はないのです。ここでは、イザヤという予言者の言葉を思い出しました。

ー『あなたがたは聞くには聞くが、決して悟ることはない。見るには見るが、決して知ることはない。この民の心は鈍くなり、耳は遠くなり、目は閉じているからである。』

マタイの福音書13章14-15節

人は聞こうとする心、見ようとする心がなければ、例えどんなに有益な言葉やモノがあっても耳に、目に、入らないのです。嫌だ!と拒否してる間は、どんなに素敵なことが待っていようとも受け入れることが出来ないのです。聖書はそれを止めなさいと言い、聞く者そして見る者になりなさい。と教えるのです。

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これまでとは違う、淡い光に照らされるTWICEが映し出されます。歌詞は「闇に吸い込まれる」とあります。光は、闇を打ち消します。闇に打ち勝つものは、光なのです。しかし、ここでの光は闇に吸い込まれている状況が読み取れます。闇に吸い込まれる光は、「偽物」です。それは何故かー。TWICEは「目を閉じている」からです。幻想の中では、本物の光は見えないのです。光と闇ついて書かれている聖書の箇所はいくつかありますが、このシーンでは、次の聖書の箇所が思い浮かびました。

ーそこで、イエスは彼らに言われた。

「もうしばらく、光はあなたがたの間にあります。闇があなたがたを襲うことがないように、あなたがたは光があるうちに歩きなさい。闇の中を歩く者は、自分がどこに行くのか分かりません。」

ヨハネ福音書12章35節

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ついに「help me 」と歌います。TWICEはもう自分達ではどうしようもないのです。チェヨンちゃんも「Risky risky wiggy 危機」と自分達が危機的状況であることをラップします。人は自分ではどうしようもなった時、助けを求めます。人には「help me」と叫ばざるを得ない時があるのです。私はこの「somebody」は、「神」に「助け」を求める姿なのかな、と感じました。誰でもいいから助けて欲しい時はありますが、自分のことを本気で考えてくれる人、理解くれる人の助けこそ、私たちに必要なものではないでしょうか。けれども、例え自分の全てを理解してくれる人の助けでも、人間に人間は救えないのです。

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「こうしたくない 私の中に私がまたいるみたい」という歌詞が続きます。TWICEは自分たちがしたくないことを、自分がしており、自分で自分を止められない状況になっていることが分かります。私はここで、有名なある聖書の箇所を思い出しました。

ー私には、自分のしていることが分かりません。自分がしたいと願うことはせずに、むしろ自分が憎んでいることを行っているからです。
ー私は、したいと願う善を行わないで、したくない悪を行っています。

ローマ人への手紙7章15,19節

この箇所では、自己分裂ー。つまり、自分の中にいる2人の自分が出てきます。そしてこう続きます。

私が自分でしたくないことをしているなら、それを行っているのは、もはや私ではなく、私に住んでいる罪です。

ローマ人への手紙7章20節

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サビで「終わりが見えているけど I Know it's not right」と歌っているように、TWICEは自分でダメだと分かっていて、終わりも見えているのに、止められないのです。人は自分がやめたいと思っていても、やめられないことがあります。やめたいと願っている欲や癖や悪習を、分かっていても止められないのです。それは、私たちの中にある罪が行っているからだと聖書は言います。

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TWICEは、光に向かって、まるで花嫁が着るようなドレス姿で走っていきます。花嫁のイメージは何でしょうか。花嫁とは、相手がおり、その相手が待っているのではないでしょうか。結婚式は、相手が待っているからこそ、花嫁が歩いて向かうことができるのです。

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ツウィちゃんが「Guilty 私は嫌だけど」と歌います。そして同じく、輝く光に向かって、華やかなドレス姿で走るのです。ここで、彼女たちが向かって走る光は、以前TWICEを照らしていた淡い光とは、全く違う光であることに気づきます。私は、「help me 」と「神」に助けを求めた時、人は暗闇をも照らす「光」を見つけることができ、そして彼女たちは「神」の花嫁になったのだと読み取りました。

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はい!ここで!やっと!駅のホームで踊っていたTWICEが電車に乗りました!!(ゴールはもう間近~!!もうあと少しなのでお付き合いください。)

さて私は、電車=TWICEの人生だと思いました。しかし、後ろからは物凄い勢いの嵐が追って来ています。最後まで見ると分かりますが、この電車が進む先は崖です。そして後ろは嵐ー。TWICEを乗せた電車は、前も後ろも「死」と「滅亡」が待ちうける、絶望の電車です。しかし、TWICEはそのことに気づいていないように見えます。後ろから大嵐迫っているのに、焦っている様子もありません。

人は、自分が窮地の最中にいるとき、自分はこれで正しいのだと自己中心的に生きているとき、周りがどんどんと崩れていても、中々そのことに気づかないものではないでしょうか。そんなことをふと思いました。 

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さて、これまでと打って変わって、虹のような彩り豊かな背景を背に踊るTWICE。しかし虹を背景にしても、ここは「谷の底」です。食べる物も、植物も、何もない「谷の底」です。聖書で虹が出てくる一番有名な箇所は、ノアの箱船です。

ーさらに神は仰せられた。「わたしとあなたがたとの間に、また、あなたがたとともにいるすべての生き物との間に、代々にわたり永遠にわたしが与える契約のしるしは、これである。
ーわたしは雲の中に、わたしの虹を立てる。それが、わたしと地との間の契約のしるしである。

創世記9章12-13節

神は、大洪水のあと、ノアに虹を見せました。虹は、「あなたを滅ぼさない」という「神の約束」のしるしなのです。

f:id:igm_chiba:20201031173409p:plainここでTWICEの衣装が「青」に変わりました。彼女たちが踊る地は「青」く照らされています。聖書では、「青」は神を表している色として何度か出てきます。また絵画ではマリアが来ている服の色は「青」で描かれています。つまり、今のTWICEは、例え何もない「谷の底」であっても、天からは神の約束である「虹」が、下からは「青」=神自身の支えがあるのです。神が下から彼女たちを支えているので、TWICEの衣装が「青」く染まったと読み取ることも出来るのではないでしょうか。

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さて我らのTWICEちゃんを乗せた電車は、猛スピードで荒れ果てた大地を駆け抜けていきます。しかも我々の想像を凌駕する嵐に追われて(震)。え、あの花の周りで踊っていた頃は何処へ・・?駅のホームで踊っていた日々が走馬灯のように過ぎていきます。というか、ここはMADMAXの世界だったの??え??手に汗握る展開〜〜!!っと、ぶっちゃけ汗出す暇もなく、この暴走電車は、崖の、もうあと少しで落ちる!というギリギリのところで止まります。いやぁなんという安堵感。一安心です。本当によかった、まだ私!ライブ行ったことないんで!!!!(号泣)在宅オタクとして長く生きすぎたため、コロナが収束したらチケット猛奪戦争に私も参加させて頂く所存です。

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さてさて、彼女たちの人生は滅びませんでした。止めてほしいと願いながら、自分で自分を止めることが出来ないTWICEは、ここで初めて「止まる」ことが出来たのです。しかし、ここは崖です。何にもない、荒野です。電車が止まったからといって、この後どうやって生きていけるのでしょうか。

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ラストシーンをよく見てみると、崖には、小さな「緑」の植物が生えているのが見えます。また崖の上にも小さな「赤」や「緑」の植物が見えます。またこれらは上に向かって伸びていってるようにも見えます。植物は「水」がないと育ちません。つまり、この一見何にもないように見える荒野の下には、豊かな「水」があるのだと思います。

はい。ここまでお読みになった方は凄く忍耐力がある方だと思いますので、ぜひ創世記から黙示録までチャレンジしてみてください(笑)ちなみに私は、小学3年生の時に全部通して読んだら一万円あげるよと親に言われましたが、未だ全編通し読みをしたことがありません!!!!あの頃の私の小遣いは月300円ー。一万円は目がくらむ金額です。お金を出汁にしても、読めない!!それが聖書です!!!(聖書ってまじでくそ長え。名前しか出てこない章とかあるし。プデュの練習生の名前は覚えられるのに、聖書の人物名は全く覚えられないオタク七不思議!!!) 

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すみません。脱線しましたが、I CAN’T STOP MEは、前作More MoreのMVのストーリーから続いているものでしょう。「もっと もっと」と欲しがっていたTWICEが、「自分を止めてほしい」と歌うのです。自然豊かな場所で踊っていたTWICEが、谷底で踊り嵐に追われ崖へと向かう暴走電車に乗るのです。しかし、電車はギリギリのところで止まりました。何が電車を止めたのかは、分かりません。崖の上には小さな「緑」が生えていました。もしかすると、崖の上に生えていた緑の草が止めてくれたのかもしれません。

緑の草(生命)を生かすのは、TWICEではありません。TWICEには草木を芽生えさせる力はありません。それでも私たちは、何か生かすものに支えられて日々生きてるのではないでしょうか。そんなメッセージを私は感じました。

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最後、電車が止まったということは、つまりもう彼女たちを滅ぼすものはないということではないでしょうか。まだ小さいですが、緑(生命)が生きる大地なのです。この荒れ果てた大地は、More Moreのように自然溢れる場所になっていくのだと思います。

私は、これからTWICEは電車から降り、もう一度緑豊かな楽園で暮らすことを暗示してるように感じました。最後のシーンは、答えがあるものではありません。きっとこの曲の答えを出すのは、これからのTWICEであり、そして私たちなのかもしれません。

次のカムバックも猛烈楽しみな訳ですが、このカムバックはTWICEの新たな一面を見せてくれ、考察好きのオタクにとっては大変楽しくMVを見ることが出来ました!!TWICEって無敵すぎん???と改めて思うばかりですが、このカムバック期間、楽しく応援したいと思います!!今年はまさか100年に1度のウイルスが全世界を襲い、前代未聞というか、いろんな計画がなくなり、まさにオタク崖っぷち!!という感じですが、TWICEはそんな中でも我々にいろんな楽しみや元気をくれる存在であり、こうしてMVから色んな考察までさせてくれて感謝申し上げたいと思います。


オタク、私、TWICE追うこと、I CAN'T STOP ME~~!!!!!
ではご機嫌用~~~~~!!!!!!